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時間革命

堀江貴文さんの「時間革命」という本を読んだ。

近頃、YouTubeで堀江さんを見かけることが多く、面白そうな人だと思っていた。そんな中、図書館でこの本と出会い、読んでみた。

要するに、人の時間は有限であって無駄遣いする余裕なんてないという内容だった。この主張は以前読んだセネカの「人生の短さについて」と似たものだった。セネカとの違いは、現代日本において自分の時間を価値ある使い方にするために、堀江さん自身がどのような方法を取っているのかに触れられている点だ。

大きく2つの方法がある。

1つは、無駄な時間を減らすこと。ここでいう”無駄な時間”とは、他人のために使う時間、病気でパフォーマンスを出せない時間、移動や会議などで全力を出していない時間などだ。

もう1つの方法は、自分の時間の密度を高めること。オモチャに夢中になっていた子どものときのように、面白そうなことを夢中になってやると、時間の密度が高まると書いてあった。楽しい時間はあっという間に過ぎるというやつのことだろう。

思っていたよりも自分の価値観と堀江さんの価値観にギャップが少なかったが、それでも学ぶことはあった。

中田敦彦さんのYouTube大学で見た、「後回しにしない技術」で、10年後の未来を考えて目標から逆算して計画を立てろという部分があった。これがどうもしっくり来なくて結局夢中になりきれない感じがしていた。

堀江さんの考えは全く異なる。10年後みたいな遠い未来のことは考えず、目についた面白そうなものをとにかくやってみるというやり方だった。やってみて、夢中になったら続けたいだろうし、そうじゃなければ次の面白そうなものをやれば良いという考えだ。

流されるままの人生は受動的で面白くならないのではないかと自分は思っていたので、目から鱗が落ちるような発想だった。

より力強く行動できるようになるように、具体的で短期間の目標を立てることは悪くないらしい。一方で、長期の目標は無常なこの世界では意味がないという、言われてみればもっともなことだった。

とりあえず、面白そうだと思っていたブログ投稿をやってみることにする。